内径研磨の技術|必要な成形を作成してもらおう|プラスチック製品の作り方

必要な成形を作成してもらおう|プラスチック製品の作り方

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内径研磨の技術

パイプ

研磨の種類と内径研磨

自動車や機械の製造過程では性能を大きく左右する要素として、正確な設計と寸法に基づいた高品質の部品が欠かせません。それらの部品も金属加工の工程を経て精度を高め、機械を構成するに相応しいパーツとして完成されていくのです。そうした金属部品も荒削りの段階では表面に微細な凹凸があり、バリと呼ばれる突起が見られる場合もあります。機械の中で部品が滞りなく役割を果たすには、表面を滑らかにするための研磨工程が極めて重要です。研磨にはいくつかの種類があって、遊離砥粒を混ぜた液体を使うラップ研磨やウエハー研磨は光学部品などで多く使われる技法です。機械部品の研磨には砥石が多く使われており、グラインダーや研削盤など砥石を高速回転させる研磨方法が主流となっています。中でも金属パイプやシリンダー・クランクなど中空構造を持つ部品の研磨には、ホーニングと呼ばれる内径研磨の工程が欠かせません。主軸に複数の砥石を装着させ、加工部品の内径で回転運動と往復運動による研磨を行うのがホーニングの基本原理です。内径の精度を高めることで軸運動への抵抗を低くできることから、ホーニングは自動車部品や機械部品の加工に多く使われています。

研磨技術の向上

ホーニングを行う際には加工する部品をテーブル上に固定し、ホーニングツールと呼ばれる専用工具をその内径で回転運動させます。装着された砥石の外形は油圧等による力が加わって拡張し、内径に適合できるように設計されています。回転運動と往復運動に伴って摩擦熱も発生しますので、研削液を注ぎながら作業をすることによる冷却の工夫も欠かせません。加工面には独特の微細な網目模様が生じ、この微妙な模様が潤滑油を保持する効果をもたらします。そのためホーニング加工を施した場合とそうでない場合では、エンジン部品などの性能にも大きな違いが生じるのです。メーカーごとに特色のあるホーニング技術が開発されており、1回の往復運動で研磨作業が完了するワンパス加工は作業効率の点で大きなメリットがあります。加工する機械部品によっては特殊な形状の内径を研磨する必要もありますが、そうした場合でもオーダーメイドのホーニング設計が可能です。ミクロン単位の精度が要求される機械部品も、以上のようなホーニング技術の進歩によって製造が可能になりました。現在に見られるテクノロジーの進化は、機械を構成する1個1個の部品によって支えられているのです。

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